一般社団法人岐阜市歯科医師会

Q & A

「かかりつけ歯科医」とはどのようなところをいうのですか?

「かかりつけ歯科医」とは、定期検診、歯科相談や歯科治療などを通じて皆さんのことをよく理解し、生涯にわたり健康管理をしてくれる歯科医師のことをいいます。
歯は大丈夫だと思っている「あなた」、この機会に「かかりつけ歯科医」を持ちましょう。

どこの歯科医院にかかったらよいか分からないのですが?

大切なのは看板やホームページ、広告宣伝などに惑わされず、ご自身で実際にかかって見つけるのが一番いいのでしょうが、なかなか見つけづらいのも事実かと思います。

歯科医院は痛い時にだけ受診するのではなく、定期的な受診で口腔管理をしてもらうことが大切です。
まだまだ日本では皆さんに広く浸透していませんが、世界では子どもの頃より定期的に歯科医院に通院し、生涯にわたり噛める状態で歯を残していくことは常識となっています。
このように長くおつき合いするためにも、歯科医師とよく話をし、納得して掛かるようにしましょう。

歯科医院の検索には当HPの【歯科医院検索】もご利用下さい。

初診時に気をつけることは何でしょう?

初めて受診されるときは、以下のことに気を付けてください。

 ・事前に予約をしてください。(このときに簡単に症状も伝えてください)

 ・健康保険証、各種医療証をお持ちください。

 ・受付で現在のお口の症状を伝えてください。

 ・全身状態(医科も含めて現在・過去の病歴、お薬の服用歴)を伝えてください。

 ・詰め物、かぶせ物などがとれたときは持参してください。

 ・お口の状態が確認しやすいように歯みがきをしてから診察を受けて下さい。

その他、治療に際しての注意事項や希望があれば事前に伝えて下さい。

むし歯はどうしてできるのですか?

むし歯の病原菌には種々のレンサ球菌や乳酸桿菌、放線菌などがありますが、その中でもミュータンスレンサ球菌群はよく知られています。
食べ物を口に入れると、これらの病原菌が特に砂糖などの糖質を原料として酸を産生します。
その酸によって歯の表面が次第に溶かされてむし歯となってくるのです。
むし歯のできやすさには、病原菌や唾液の量や質、歯の質、食事やおやつの取り方、歯垢の取り残し、生活環境などいろいろなものが関係してきますので、個人差があります。
自分に合った予防法をかかりつけ歯科医といっしょに見つけていきましょう。

むし歯は治るのですか?

ある程度進行したむし歯は自然に治ることはありませんので、むし歯の部分を削って詰めたりかぶせたりすることになります。
つまり、むし歯になったところを修理するということになります。

ごく表面的なむし歯の場合は、ご自身での歯みがきをしっかりして、歯科医院での定期的なクリーニングを行いながらフッ化物やキシリトールなどを利用し続けることで穴があくことなく治ってくる場合もあります。
これはみなさんご自身と歯科医院(歯科医師や歯科衛生士)とでむし歯ができにくい環境を作っていった結果なのです。
このように口の中をむし歯のできにくい環境にしていくことが、本来のむし歯治療といえるでしょう。

治療後も定期的なメインテナンスは必ず受けるようにしましょう。

治療した歯がしみるようになったのですがどうしてですか?

歯の中の神経が生きている場合、歯を削る刺激がどうしても歯の神経に影響します。
その刺激に対する神経の防御反応として一時的に「しみる」という症状となって現れます。
治療の状況によって、あるいは人によって治まるまでの期間はまちまちです。
通常はいずれ治まりますのでご安心ください。

どうしても治まらないか悪化する場合もあります。
この場合は神経を取らざるを得ないこともありますので、かかりつけ歯科医とよく相談してください。

歯周病の原因は何ですか?

感染症です。
口の中の要因としては、歯垢、歯石、歯並び、かみ合わせ、合わなくなったかぶせもの、悪習癖(かみしめ、歯ぎしりなど)などがあります。
全身的な要因としては、ストレス、喫煙、糖尿病、ホルモン異常、遺伝などがあります。
これらが絡み合って歯周病の原因となります。
個人によって原因はさまざまですから、かかりつけ歯科医で詳しく診てもらってください。

歯周病は治るのですか?

歯周病による痛み、腫れなどの症状は進行程度にもよりますが、治療することによりよくなります。
しかし、歯周病によって失った歯を支える骨を回復させるのは難しく、再生療法で回復する場合もまれにありますが、進行させないことがなにより大切です。
中程度以上に歯周病が進行してしまった場合には、治すことは非常に困難となり、症状を抑えて、歯周病の進行を止めることが治療の主な目的となります。
いずれにしても、歯周病にしないことが何より重要です。
歯周病になってしまった場合には進行を防ぐために定期的な(個人差がありますが1~6ヶ月ごと)通院を必ず続けましょう。

歯周病と全身との関係はあるのですか?

歯周病は糖尿病の合併症の一つとも考えられています。
最近では狭心症、心筋梗塞、脳梗塞と歯周病原菌との関連もクローズアップされています。
歯周病は低体重児早産にも関連があるといわれています。
いずれにしても、歯周病は全身に影響を及ぼすことが分かってきており、早期治療が何より大切です。
また、喫煙も歯周病の最大のリスクといわれています。

ブリッジについて

なくなった歯の隣の歯を削って土台とし、連結したかぶせ物を入れる方法で、取り外しの必要がありません。

利点:
取り外しをする煩雑さがなく、違和感が少ない。
自分の歯と同じように噛める。

欠点:
ブリッジの支台になる歯を削る必要がある。
失った歯の位置・本数によってはブリッジができない場合がある。

入れ歯(とりはずし)について

歯がなくなったところに入れる針金(ばね)付きの取り外しができるもの(部分入れ歯)です。
全部の歯がなくなったところに入れるものを総入れ歯といいます。

利点:
取り外しをして清掃することができる。
失った歯の本数、位置に関係なく入れ歯を作ることができる。
ブリッジのように歯を大きく削る必要がない。

欠点:
大きなプラスチックの床があるため違和感が大きい。
食後に口腔清掃のため取り外す必要がある。
自分の歯と比べると噛む力は弱い。

インプラントについて

一般的に、顎の骨の中に人工の歯根(チタンなど)を埋め込んで、その上にかぶせものを入れる方法です。

利点:
違和感が少ない。
自分の歯と同じように噛める。
失った歯の隣の歯を削る必要がない。

欠点:
歯のないところの骨の状態によってはインプラントでの治療が難しい場合がある。
全身的状態によってはできない場合がある。
健康保険を使うことができない。

また、設備が整っているから安心という訳ではなく、歯科のあらゆる分野に精通した歯科医師の下で行うことが望ましく、予後不良の場合にもきちんと対処してもらえることも必要でしょう。信頼できる歯科医院を見つけたら、よく説明を聞き、納得してから治療を受けてください。

赤ちゃんですが何ヶ月から歯科に通えますか?

生まれた時からお口の健康管理のはじまりです。心配なことがあれば通院できる月齢になったらおこし下さい。お子さまの歯が生え始めるのは生後6ヶ月くらいからですので、目安にされると良いでしょう。

歯科をいやがる子どもですが予防やむし歯治療は可能でしょうか?

痛みがあるなど緊急性を要する場合は強制的に治療をすることが必要です。
場合によっては専門医での治療が必要で、ご紹介させていただくこともあるかもしれません。
緊急性のない場合には、お子さまの様子を見ながらゆっくりと進めていく場合もあります。お子さまとお話しなどしながら、徐々に歯科医院に慣れるよう楽しく通院できる雰囲気づくりをしていきます。自然に診療イスに乗りお口が開けられるようになったら、まずは歯みがきなどの予防処置から始めていくことも一つの方法です。

むし歯ではないのですが、歯並びや生活習慣の相談にいってもいいのでしょうか?

歯科医院はむし歯の治療だけでなく、お子さまの歯や口の健康を生涯保っていくためのお手伝いをしています。気になることがありましたら何でもご相談ください。

歯の矯正はいつ頃から始めたらいいのでしょうか?

不正咬合には色々な種類や程度があるため一概に開始時期を特定することは困難です。一般的に顎の骨の発育が大きく関係している不正咬合の場合は、早期の治療開始が有利といえます。小学校への入学前後は早期開始時期のひとつです。
一方、顎の骨の発育に大きな問題がないケースでは永久歯がおおむね生え揃う中学校への入学時期が考えられます。この時期から治療を始めることで治療期間が短くなる場合もあります。
いずれにしてもお口の状態を専門医に見てもらい相談されることをお勧めします。

歯の矯正に保険を使うことはできないのですか?

矯正治療は基本的に健康保険が使えないため、自費診療になります。しかし、顎の骨を切る手術を受ける必要がある不正咬合や生まれつきの病気に伴う不正咬合などには健康保険が適用されることがあります。

矯正治療中はむし歯になりやすくなりますか?

矯正治療では金具やワイヤー、装置を歯や口に装着するため歯みがきがしにくくなります。このため、お口の中はむし歯になりやすい環境になります。
正しい歯みがき方法の指導を受け、定期的(1~6か月)に歯のクリーニングを受けることでむし歯のリスクは軽減できます。

審美歯科ってどういうものですか?

審美歯科とは食べる・話すなどの機能的回復だけでなく、審美的(見た目)な満足を得るため、形態的・色彩的・機能的にお口の調和を図る歯科治療のことです。
健康保険の治療は機能的な回復に重点が置かれていますが、審美歯科では見た目の満足度を得ることで、より幸せで満足した健康な生活が送れるようにすることも目的としています。治療方法や使用材料には大変多くのバリエーションがありますし、健康保険ではできない場合がありますので、かかりつけ歯科医とよく相談して治療を受けてください。

ホワイトニングについて

ホワイトニングとは歯の表面のエナメル質の質を変えることで歯を白くする治療のことです。この方法には歯科医院で行うオフィス・ホワイトニングとご自宅で行うホーム・ホワイトニングがあります。併せて行うことでよりホワイトニング効果が得られる場合もあります。また、神経を取ったことによる経年的な歯の黒ずみに対しては漂白脱色もあります。
どの方法も元の色よりは白くなりますが、個人の歯の状況などにより効果には差がありますし、誰でもそのまますぐにできるという訳でもありません。
かかりつけ歯科医とよく相談の上、受けるようにしましょう。

休日に歯が痛くなった時、どうしたらいいですか?

まずは「かかりつけ歯科医」にご相談下さい。連絡が取れない場合、
以下の緊急医療機関に連絡してください。
    岐阜市休日急病歯科センター
岐阜市民病院 西診療棟3F
〒500-8513
        岐阜市鹿島町7丁目1番地
TEL:058-253-7337
診療時間   9:00~13:00(受付時間8:30~12:30)
        14:00~18:00(受付時間13:30~17:30)

口・歯をぶつけてケガをしたときはどうしたらいいですか?

かかりつけ歯科医があればまずそこに連絡しましょう。その歯科医院で対処できないような状態であれば病院歯科などの専門医を紹介してもらえます。特にかかりつけ歯科がない場合は、お近くの歯科医院にご連絡下さい。

休日に詰め物、かぶせ物が取れたときはどうしたらいいでしょうか?

痛みがないなど緊急性のない場合は、できるだけ診療日にかかりつけ歯科医に連絡して予約をとって下さい。緊急性のある場合はQ81:休日に歯が痛くなった時、どうしたらいいですか?を参考にして下さい。

訪問歯科診療について

ご家族のかかりつけ歯科医にご相談下さい。その歯科医院で対応できない場合、岐阜市歯科医師会では、通院が困難な方のための歯科往診サービスを『地域連携支援センター』を通じて積極的に進めています。詳しくは当HPの【訪問歯科診療】をご覧下さい。

障害者歯科診療について

ご家族のかかりつけ歯科医にご相談下さい。その歯科医院で対応できない場合、専門の病院歯科や岐阜県口腔保健センター障害者歯科診療所などをご紹介させて頂きます。

節目歯科健診、妊婦健診、ぎふ・さわやか口腔健診について

 節目歯科健診は、岐阜市に住所を有する30・35・40・45・50・55・60・65・70歳の方が受けることができます。岐阜市からハガキが送られてきますので、ご確認ください。
 妊婦さんは「妊婦歯科健康診査」を受けることができます。母子手帳に受診券がありますので、歯科医院でお見せください。
 ぎふ・さわやか口腔健診は、岐阜県内にお住まいで、75歳以上の方と、65歳以上の一定の障がいのある方が受けられます。受診券が送られてきますので、ご確認ください。

 詳しくは当HPの【活動・イベント】の「節目歯科健診」、「妊婦歯科健康診査」、「ぎふ・さわやか口腔健診」をご覧下さい。